中国で食べた麺料理たち。
写真を見て味を思い出しながら書いてみる。
热干面 in 武汉
武漢名物。
茹でた麺にごまダレやいろいろなタレをかけて、ザーサイやネギをのせる。
武漢に行くまで知らなかったので(行くつもりもなかった)、その美味しさに感動した。
烩面 in 开封
とろみの付いたスープに幅の広い麺が入る。
羊で出汁を取っているようで、スープは羊臭い。
拉面 in 开封
シンプルに「ラーメン」。
刀削麺と同じように麺の作り方を表した名前。
具に大根がのってたけど、中国では大根を目にする機会は少なかった。
炒饼 in 开封
炒めた餅とはどんなものだろうかと思い注文してみると、出てきたのは普通の焼きそば(炒面)でガッカリ。
ま、普通に美味しかったけど。
最近知ったけれど、古代では「餅」という漢字は小麦粉を使った料理を意味していたようだ。
納得。
食べてはないけれど、開封では朝鮮冷麺の店も見かけた。
この辺りでは回族だけでなく、朝鮮族も多いのだろうか?
红薯面 in 洛阳
名前から分かるとおり、サツマイモを使った麺(洛陽はサツマイモの産地のようだ)。
麺の食感は小麦麺より弾力があり、一緒に出された麺の煮汁は澱粉のためとろっとしていた。
浆面条 in 洛阳
白くてとろみがついていたのでシチューを想像していたけれど、食べてみると酸っぱかった。
不思議な味。
糊涂面 in 洛阳
名前の通り、とろっとしたスープ。
塩味であっさりしている。
小平ともゆかりのある食べ物なんだとか。
刀削面 in 平遥
麺の本場山西省、美味しくないわけがない。
不均一な麺の食感が面白く、また、純粋に麺を味わうための料理であるのを感じた。
中国も北の方に来ると、醤油の味付けが多くなってくる気がする。
扯面 in 平遥
帯状に伸ばした生地の中央、長い辺に沿って真っ直ぐにくぼみをつけて(両端はくっつけたまま)、そのくぼみを手で裂いていき輪っかにするという、説明するのが非常に難しい製法の麺。
スープ自体はあっさりしているけど、麺の上にのった具が甘辛くて美味しい。
炒莜面搓鱼 in 平遥
莜麦という燕麦の一種を原料としているようで、コリコリした食感。
麺の端も細くなっているのでなんだかイカを食べてるみたい。
油泼面 in 平遥
お碗に飛び散っている様子から察すると、唐辛子は油で揚げられたのだろうか。
でも見た目ほど辛くはなく、非常に美味しい。
炸酱面 in 北京
北京といえばこれ。
味はというと、日本で食べるのと変わらない(店によって味は変わるけど)。
それくらいポピュラーということでしょう。
拉面 in 大连
中国最終日。
最後に麺を食べようと思い、
注文して出てきたのはまさかの素ラーメン。
確かに他のメニューには色々と具材が書いてあったけどさ…